海の悲鳴!

最近の海洋汚染はかなりひどく進んでいます。ボランティア活動で海岸や河川のゴミ拾い運動もありますがその汚れは表面上に現れているだけでほんの一角の清掃にすぎません。海や川の護岸にプラスッチック、ビニール袋など散乱していても水中のよごれは、見えないのです。

 昔から人間社会は不要になったものは、ゴミとして捨てる風習になっています。数十年前のゴミは紙とか木材でしたが、現在のゴミは堅いまま風化もせず何十年も水中に漂っています。

 軽量で安い石油製品は、海の魚類を上回る程のゴミとなって河川海に捨てられています。これは地球温暖化と共に大きな環境問題です。

 身近なところで私の街、私のお店の前は毎朝私が掃除をしていますが隣にコンビニがあるせいか毎日新しいゴミが道路に散乱しています。中にはゴミ袋さえ置いてゆく者ある始末です。

 そうしたゴミ又は生ゴミをカラスや野生の動物が開いて更に散乱してゆきます。風が吹けば辺り一面に吹き飛ばされ広範囲に散乱してしまいます。

 私が掃除しているとくわえタバコの人も気まずそうに側溝の鉄網の下に捨てていきます。

 それはただ見えないところに捨てただけで何の問題解決にもなりません。逆に雨が降れば流されて川や海へと流されていくだけなのです。特にタバコのフィルターは溶けずに残り魚の餌になるかも知れません。

 人はゴミが自分の周りから消えればいいのです。だから人通りのない草むらなどに放っておけば良いと考えるのです。

 そうした悪循環はいつか早期に断ち切らねばならないのです。このままでは川も海もどぶ化して腐り果てて海の生物、魚や魚介類は死滅してしまいます。

 又そうしたプラスッチックなどが破砕されて魚介類を経て人間の体内にも蓄積されていると学会で報告されています。

 昭和40年代東京の多摩川などは工場汚染や家庭からでる下水や洗濯の汚水で汚れ川一面にシャボンの泡が出ていた記憶があります。それから約半世紀化学の力で川は綺麗になり鮎さえ確認されるほどになりました。

 昭和の日本高度成長時代には環境問題が大きくクローズアップされて改善されてきました。ただその頃のゴミは紙とか生ゴミが多かったのですがこれに変わりプラスッチック、ビニール袋などは分解されず何十年も残ってしまうものであるから、これに対応する物が必要になります。生ゴミは肥料等に再生出来るのですが、石油製品については現状は再生か焼却処分しか有りません。

 スーパーで出るビニール袋や商品パッケージなどは分解して農地の肥料やセメントやコンクリートの資材、道路の舗装材料として使用できないものかと考えます。

 いずれにせよ、今や河川海が汚染され待ったなしの状況に追い込まれていることは間違い有りません。

 やめようポイ捨て!捨てたゴミが環境を破壊しています!!