子供達の農漁業体験

昨日、NHKの番組でPM3:15〜農漁業体験という番組がありました。小学校の高学年の子供達が学校行事の中に農業や漁業などを実際に体験させて収穫も学校で全校生徒に振舞うというものです。ある学校では米作りを田植えから脱穀し収穫した餅米でおこわごはんにして食べること。それがどれだけおいしいかを体験させる事や野菜を土壌作りから収穫まで実習するとか、ある学校では子供達を漁船にのせてタコ壺を海に沈めたり、壺を引き上げタコを捕る作業。ある学校では大豆を育てて収穫し、豆腐や味噌造りの体験。とくに畜産をテーマにしたのにはびっくりしました。それは2頭(雄、雌)の子豚を1年近く飼育し最後は屠畜場に送るというもの。豚を飼育するにつれ愛情がわいて仲間のような豚と子供達。その別れが食肉になるという理解、そして今まで家族のようにかわいがっていた豚を食肉にして食べるという事の子供達の反応などいろんな体験学習などを各学校で実施していることは見ているものにも考えさせられました。特に食肉になった豚を実際に食べられるかをみんなで話合うところには、いろんな考えがあり食べたくない子や食べられないと言う子、むしろ食べると言う子の意見を出し合って話合いました。特に食べられる子は食べる事が本当にあのかわいがっていた豚が自分たちの体になるのだから本当に一緒になれる。むしろ誰かに食べられたらかわいそうだ。としていました。最後にそうした生命をとって自分達がささえられて生きているのだと理解したこと。食べると言うことはそうした恵みを貰っているのだと言うことを理解したと思います。食事の前には頂きますとお祈りしましょう。
ちなみに、私の地元の小学校では、お茶の木を栽培し、初夏には茶つみをして、子供達に味わっていただいております。