戦没者慰霊祭がありました

風薫る5月ももう終盤となりました。子供の頃、6月の梅雨明けの頃になると麦の収穫でした。暑い日差しの中黄金色に色づいた麦を刈り込んで脱穀するのである。
 埃と汗と麦の棘が入り交じって兎に角かゆかった。風呂もドラム管で子供の背では、危なかった記憶がある。兄と風呂に入ると湯があふれてしまた。そんな昭和終戦後の田舎の農家であった。
 今日は、終戦から67年、地元の慰霊祭があった。戦前の貧しい世相の中、出征し戦死された御霊に慰霊するものである。お国のため、お国のためと言われながら家族や友人と別れ未開の戦地で戦死されたり国家の徴用で亡くなられたり空襲で亡くなられた方々である。
 今の日本の平和と繁栄は先人達の尊い犠牲になり立っているのだ。その事は我々は子々孫々まで語り次がねばならないだろう。今の世は言論の自由だの、年長者に対しての物言いも正しい日本語が出来ていない。また思想や宗教の選択が自由。そして平和の御代の尊さを忘れて皆が己の欲望や保身ばかりを訴えている。まさに平和ボケと言わざるを得ない。
 戦没者の遺族も年々高齢になり、数も減っている。きれい事を言ってももう誰もがどんどん忘れゆくのだ。無理に祀れとは言わないが、もっと秩序のある平和と繁栄を大切に大事にしたいものである。
 今日は初夏の暑い日差しのもと、戦没者尊い犠牲に香を手向けた次第である。                         合掌
 
                               


ビスタ姫島開発オフィシャルサイトも検索ご覧下さいね!
又は、http://v.himesima.mrweb.jp/でリンク出来ます