R6.3.26秩父宮記念公園のしだれ桜

R6.3.26秩父宮記念公園のしだれ桜
当日は、あいにくの雨模様でした。最近遠くに出かけるときはいつも雨模様になってしまいます。この日もあいにくでしたが樹齢130年の枝垂れ桜があるというので見たくて出かけました。場所は御殿場市内の秩父宮記念公園です。
 ここは、秩父宮両殿下が昭和16年から10年間お住まいになられた御別邸で今も母屋が保存されています。その両脇に樹齢130年のしだれ桜がありました。でもまだ桜の蕾もなくしだれ枝だけでした。
 いまは、秩父宮勢津子殿下が平成7年お亡くなりになられた際に御遺言により御殿場市に御遺贈され園内を整備され平成15年4月に記念公園として開園されたそうです。
 秩父宮雍仁親王殿下は昭和天皇の弟宮としてお生まれになり生涯は多種のスポーツを愛好され登山やスキーなどをされていたようです。大変優秀なお方でしたが肺を病まれ戦後ご別邸にてご療養生活を送られていました。特にこの地域に原生している植物に興味を示されてこの植物保護にもお努められていました。ご別邸にはロックガーデンをお作りになられて山野草などを育てていました。また農業も盛んに好んでいましてご自身で畑にお野菜をお育てになられていました。また陶芸をされて園内には三峯窯があります。そこで焼き物も実際にお作りなられていました。うぐいす亭にはご夫婦で麦を栽培されたり山羊をご飼育されたお写真も展示されています。
せっかくの雨模様でしたが皇族の方がこうした営みをされていたことが本当に身近に感じられました。

秩父宮雍仁親王殿下がご療養生活をされていた御別邸。両脇には樹齢130年のしだれ桜がある

秩父宮雍仁親王殿下の像は今も富士山を望んでいる。

両殿下のお写真

両殿下が農作物を栽培されたり山羊を飼育されているようす

両殿下が麦踏みをされたり椎茸の栽培をされたお写真