日本庭園はどこへ

 最近の分譲地などの住宅の周りはほとんど草もないほど整備されて美しい。
一昔は、住宅の周りは草が茂っている家もあり、夏場になるとものすごく茂っている。住宅が分譲されて同時期に建てただろうに隣同士管理がものすごく違っている。そこの家の住人の人柄が思われる。最近の分譲地は、ほとんど整備されて美しい。それもそのはず、殆どがコンクリートや草よけの砂利で舗装されていて草の生える余地は無いのだ。それでもメインの木と付随する小さな木は1〜2本あるだけだ。これなら、草取りの手間はいらない。庭師の剪定も片付け入らない。要は余計な物は極力無くして余分な管理費を使わないということになる。本当に見上げたものだ。素晴らしい!そして均整がとれて美しい。下手なガーデンニングで失敗するより余程いい。
 しかし我々の世代は、日本庭園が落ち着く。松があり楓、モミジ、つつじ、さつき、椿、石組み、池、等々である。四季折々の草花が咲き時折バラなどが映えることもある。私は造園施工管理技士、庭園管理士であるが平安時代の絵巻物のような庭となるとそれだけで結構な面積を思い浮かべるだろう。でも庭の僅かなポイントにちょっとした花木を植えるだけで、その家のイメージがグッとくるのだ。私は土地の地形を見ただけでこんな風な庭にしたいと思い浮かべる。その次に家の形を考える。ちょっと言いすぎですが。まあ、和風のお庭の良さをわかってほしいだけ。そう最近なぜか、年配の方だけでなく若い人もはまるって!もちろん私は植物男子!