あの人は今？ - visutahimesimaの日記

　今日も雨降りだから、久しぶりに白谷海浜公園に行きました。去年の今頃に続いて、写真・絵画を展示してありました。この童浦地区の懐かしい風景や面影を偲ばせます。順番に見てゆけば、少年時代の地域の写真がぞくぞくと見られます。中には若き日のあの人の面影の写真もあります。

そうだ！あの人は今、どうしているだろう？
顔に深い皺をよせた老人やあの荒々しい言葉の漁師達！

　この地区は地味肥沃であったが、臨海工業地域となり海の埋め立てにより工業用地化が進み、他の地域とは違った変貌を遂げてきました。
　目まぐるしく変わる時代の流れを１つのドキュメントとして写真が臨場感を与えてくれます。
　その地域で生まれ育った者にしか分からない事もありますが戦後昭和の古ぼけた写真は記録した者は言うまでもなく人々に真実を、そしていつまでも新しく語ってくれるでしょう。
　また今回起きた東日本大震災の爪痕や、昭和初期の災害の写真展もあり、その記録の生々しさを写しだしています。
　人は、平和な生活が続くとその災害の禍を忘れてしまいます。
それで、良いのでしょうか？

　だれもが思い出の残るふるさとを、あの澄みきった青空やどこまでも透明な海を、いつまでも大切に、次世代に残し受け渡して欲しいものです。
　
　今、この地域の水や空気はおいしいですか？
　素朴で正直でまっすぐな目をした人達は？
　あの黒々とした、海苔の味やアサリや魚
　真夏の完熟のあのトマトの味は忘れられない！

写真・絵画展の様子