そして今日朝から雪になった。お昼過ぎまで降っていたが、小雨に変わってあたりの雪を溶かしている。やはりこの前の雪とは違う！湿気まじりの雪だろう！今は受験シーズンだろうな。私が金沢に受験に行ったときも、雪だった。その頃は、旅行気分ではなかったからさほど思い出はないが、昔ながらの旅館に泊まった記憶はある。まるで川端康成の「雪国」である。その小説は何度も読んだが、なぜか今ははっきりとは思い出せないのだ。あの頃川端康成の小説はたくさん読んだが、「伊豆の踊子」「雪国」は特に好きだった。それからも北陸能登半島の金沢や輪島は、何度も訪れた。真冬の東尋坊など暗くどんよりとした海は、渥美半島とは本当に対照的です。又あの金沢の町屋のならびももとても良く散策するのが好きでした。小説の中の置屋は今でもあるだろう。芸子さんの踊りや囃しも今は数少なく、一見さんでは、お遊びできないとか。そして雪の兼六公園と金沢城の美しさはなんと讃えよう！去年北陸の山城、山中温泉方面に行ったが、一昔の活気は失せて、閉館したホテルが何軒か並んでいた。いまは外国に行く方に人気が高まったからか。それに地元の公園も良く整備されたためか。そうした風景は、歴史も伴うその町並みが本当に良いのにな。それと老人会だので、若い人が混ざりにくいためか。私は温泉旅行は大好きだけど、今の若者はあまり興味がないらしい。華やかな都会が良いみたいだな。今日は山の上から下まで白銀の世界でまるで別世界に来たようでした。今日の「雪国」はありがとうございました！
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