万博記念公園を訪れて

 かつて日本が高度成長期に大賑わいさせた大阪万国博覧会のパピリオンは今は静かな記念公園として残されています。大阪府吹田市千里万博公園を訪れました。

もう遠くからそれと解る太陽の塔は、芸術家の岡本太郎がデザインし、1970年に開催された日本万国博覧会のシンボルゾーンにテーマ館の一部として残されている。

 小春日和の秋の日差しでエリア内は大きな日本庭園が広がっている。まさに日本で開催された記念であろう。

太陽の塔がエリア内での道しるべ

エリアのマップを紹介します。ちょっと見づらくてごめんなさい!

エリア内のブロック

その広さはとてつもなく広い。一万歩も2万歩も歩く。日本庭園好みの私は写真撮影に夢中になった。その美しさは何処を見ても写真になる。よくもまあこんな設計が出来たものだろう。いや今まで50年余りの中で多く改良されたのだろう。紅葉中やら常緑樹の配置、花物やら実物、築山の形、池の形、滝、石の配置、色等々全てがここに集まっている。トウカエデ、イロハモミジ、銀杏、川の水草や浮島、須弥山を取り巻く九山八海の定石も見て取れる。

山の渓流より大海へと流れる水のさま

池の際に大きな丘陵があった。

なだらかな丘陵

 見上げると丘の上には青空が広がっている。天空の白雲は爽やかな風に動いている。
この風は、いつか何処かで会った気がした。

草の上で横たわっていると子供らが駆け上っていった。

散策道は続く。

こじんまりとした池があり滝があった。勢いのある水の音は響きが良い。

トウカエデの道

トウカエデの紅葉が美しい

石組みと水面の紅葉までが美しい

 1970年大阪万国博覧会が開催された。当時高校生だった。日本中が沸き立ったイベントだったが相当に人気があり訪れるチャンスが無かった。今この地に立ち、あったであろうパビリオンはどのような物であったかは知るよしもない。しかしこんな巨大な敷地に世界中の関心を集めた物があったこと、実行したことは凄いことだと思う。

 

そして2025年大阪万国博覧会が開催される。今度は大阪湾の埋め立て地に計画されている。

 大阪・関西万博の会場は、大阪湾に浮かぶ人工島・夢洲(ゆめしま)だが、会場は大阪府・市や関西にとどまらない。地域とネットワークをつなぎ、万博会場を日本全国に広げるとのこと。

 

EXPO2025

 

夢洲の会場は155haと非常に広いそうです。それでもすべてを表現するのは難しい。万博のホストは日本国ですから、日本全国が会場になるべきだと思っています。全国で諸問題に色んな取り組みをしている事の紹介等です。海外との技術の交流があればより良い効率でカーボンニュートラルにも対応できると思います。

 いずれにしても2025年大阪万国博覧会は、一地域でなく大きくグローバルでなくてはならないでしょう。

温故知新、かつての大阪万国博覧会の跡地が未来への基盤になるでしょう。