コロナ過でも歌は良い

新型コロナヴィルスのおかげで、あまりカラオケを歌わなくなった。

NHKの朝ドラ「エール」は、とても良い。とかく人は歌が好きだと思う。

歌は世につれ 世は歌につれ 

エールの中で戦前の不景気の様子、戦時中の様子、戦後復旧していく様など歌から伺い知れます。

戦後生まれの私にはあまりこれといった歌は知らないが、古賀政男さんの作曲した「酒は涙かため息か」や古関裕而さんの作曲した「船頭可愛や」などはふっと口ずさむことがある。

戦時中は「同期の桜」「若鷲のうた」など子供の頃親や周りから耳に入ってきた。

若い頃酒の席などで、その歌は凄く元気になっていたものだ。

子供の頃、アメリカなどは鬼畜米英などと本気で教えられていたのだから学校でも軍隊の規律方式がまかり通っていた。上級生や先生に殴られても、ただ家で黙って泣いていたものだった。

 余談であるが我々昭和20年代生まれは、あまり英語が得意ではない。まだ終戦間もない頃だからアメリカ人、英語はとんでもない事だったのであろう。

子供の頃テレビの大人気はプロレスである。力道山の空手チョップに体格の大きな外人レスラーが叩きのめされる様子に湧きたった。

しかし日本が大きく経済成長を遂げるに従って、民衆も考え方も変わった。特に東京オリンピックで世界中の人達が日本のグラウンドに来て、戦争を忘れ戦いはスポーツでやろう。競い合おうとなった。昨年の大河ドラマ「いだてん」である。

さて歌の話に戻ろう。世の中が悲惨なとき、不景気なときあの「酒は涙かため息か」が流行し戦時中は兵隊の心を鼓舞したり励まし勇気を与えた軍歌が流行し戦後は「鐘のなる丘」「長崎の鐘」など戦後の復興を思わせる歌「ああ上野駅」など

いろいろでしたがそれが昨今演歌だと今の若者には全然受けいられなくなっている。私は時々フォレスタの歌声を聞き感動します。

学生時代にはビートルズが来日公演したりその後、安保問題に学生運動の真っ最中でした。

その頃の歌は今も口ずさみます。カラオケで若い子達の中でも歌えます。

人の心を引きつけ勇気をくれた歌。今も忘れなく歌えます。