枇杷の花咲く年の暮れ

 野菜を作り始めて4〜5年になります。先日もタマネギを植えました。畑の耕起から植え付けまで、この時期いくら時間があっても足りません。一日の日照時間が短いためでもあります。であっても専業の農家の人達は本当に上手に野菜を実らせます。自分が作っているものは、らしきもので納得したものが、なかなか出来ません。一週間のうち水曜日のみに作物に取り組んでいるのですが、本当になかなかうまく、いきません。休みの日を利用して朝から晩まで無心にやるのですが、どうしても自己流になって出荷するようなものは出来ません。休みの日でも雨になったり仕事や役があれば、どうすることも出来ません。朝一番で野菜の状態を確認するのみです。それでも仕事の合間に消毒をしたり草取りなどの管理をせずにはいられません。
 なぜ、そんなことしてまで、やるのか?スーパーで買った方が安くて言いじゃん!と思われるかも知れない。実にその通りであろう。
 ただ、畑が荒れ放題になるだけで、大したことではないだろう。
それでも、百姓にはまっている。一度にたくさん出来ても、食べきれないから、あげてしまうほうが、多いのだが。
 ただひとつ言えるのは、食べるものくらいは自分で作れ!と言う思いが離れないからだ。手が荒れても仕方ない。腰が痛くて立てなくても仕方ない。自分で作った野菜がどれほど、おいしくなったか。家族や知人がおいしいよ。と言ってくれたかである。その時、自分が育てた達成感がみなぎるのだ!飽食の世代と言っても過言ではない。自分は戦後のまだ日本が貧しい世代に育ってきたから、食べ物を貪ったり、捨てたりする事は大変嫌いだ。だからこそ、そうした飽食の現代人には自分で作物を作って貰いたい。
 そうしているうち、仕事の合間の俄百姓は、天気の読みが深くなった。
来年は収穫祭をやりたいな。



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