瀬戸内に来たら尾道に寄らねばと思いつつ、尾道に来たら千光寺山の眺めを見なくてはと思い行きました。しかし尾道とは何とお寺の多いこと何と100位有るそうです。千光寺山が有名で風光明媚と言うことで登りました。ここから眺める風景は素晴らしいです。好転の行楽日和に恵まれて坂の上から見る町並みと対岸側向島の尾道水道の景色はとても良いです。「坂の街」「文学の街」「映画の街」として知られる。文学では林芙美子、志賀直哉などが居を構え、尾道を舞台とした作品を発表した。映画では小津安二郎監督の『東京物語』が尾道で撮影され、大林宣彦監督の『転校生』や特に私たちの世代だと原田知世さんの『時をかける少女』は思い出深い作品だ。
尾道千光寺山
千光寺から少し下った所に天寧寺の三重の塔が有る
千光寺から望む尾道水道:向島との水道は狭く流れも早いが多くの船舶が行き交う
シルクロード展で有名な画家の平山郁夫は尾道の生まれだが、勤労動員されていた広島市内陸軍兵器補給廠で広島市への原子爆弾投下により被災しその後、古代インドに発生した仏教をアジアの果ての島国にまで伝えた仏教東漸の道と文化の西と東を結んだシルクロードへの憧憬につながっていった。
しまなみ海道(西瀬戸自動車道)は、本州四国連絡道路の3ルートのうち、西に位置する尾道・今治ルートを通る高速道路である。広島県尾道をスタートに向島、因島など瀬戸内にの五島を経て今治市に繋がっている。橋梁も吊り橋が多く11橋有るそうです。
戦国時代には、この海峡を通航するには村上水軍の通行手形が必要でありました。海賊との伝えも有るそうですが、実際は海域を守る水先案内人であったそうです。
尾道の町中
バス停の駐車場にあった市内案内ですがよくまあこんなに寺院があるものだと関心しました。「古寺めぐりコース」という市内中心部の寺院を散策するための石畳で舗装された道があり、持光寺、天寧寺、千光寺、大山寺、西國寺、浄土寺、海龍寺は「尾道七佛めぐり」を構成している
市内に100近くある寺院
坂が多くまた幅の狭い道を高校生や老人が行き交っていました。町並みは古い土塀や民家が密集しています。そう言えば映画のなかでも時折火事がありましたね。
千光寺を下っていくと猫の細道の案内板がありました。猫が沢山いるのか細い道なのか?
猫の細道
私は旅に出ると鉄道線路の風景が好きである。今回も撮ってみた。昔ジェリー藤尾がよく歌っていた「遠くに行きたい」が脳裏をよぎるのである。赤さびたレールの向こうに何があるのか知りたい。
ガタゴトと音を立てて行く何の変哲も無い列車に、何故か心が安まる。学生時代アパートの近くに線路があったせいかも知れない。